IR情報

株主・投資家の皆様へ

厳しい経済環境の中、経営体制を刷新して
収益力強化による企業価値の向上に
努めてまいります

代表取締役会長 玉田宏一

代表取締役社長望月真貴子

株主の皆様におかれましては、日頃より格別のご高配を賜りまして厚く御礼申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により影響を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。当社の第31期、2020年12月期の事業のご報告をするにあたり、ご挨拶申し上げます。

当社は、「ユーザーニーズ実現企業」を経営理念に掲げ、豊富なITに関する知見を活かして、企業をトータルにサポートする事業を展開してまいりました。そして2020年3月には東京証券取引所市場第一部に指定替えを果たすことができました。これもひとえに、皆様のご支援の賜物であり心より感謝申し上げます。
昨年来わが国は新型コロナウイルス感染症拡大により厳しい経済状況が続いており、当社を取り巻く環境も厳しい状況にあります。
当社グループでは、今年度より新たに「人とITで日本の会社を元気に ~進化する~」をミッションとして掲げ、営業活動を展開しております。私たちはこれからもお客様、お取引先様、そして株主の皆様に信頼され選ばれ続ける存在であるために、人とITを通じてお客様の持続的な成長を全力でサポートできるよう、そして真にお客様のお役に立つ企業となるべく、進化を続けてまいります。

業績について

パソコンの買い替え需要の反動減や企業の設備投資縮小の影響で、売上高、利益は減少

ITサービス事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、テレワークが拡大したことで一部ノートパソコンの需要は刺激されたものの、買い替え需要の反動減や企業の設備投資縮小の影響により、パソコンの販売台数は減少しました。一方、主要部品の不足に起因したパソコンの供給不足は続いております。当社グループにおきましては、顧客ニーズが高まるセキュリティ関連事業への継続的な取り組みやテレワーク需要に対応した製品・サービスの販売に注力するとともに、当社独自の在庫販売戦略を継続しつつ、ソリューション営業の強化やクラウドサービスの販売、各メーカーとのアライアンス強化等を図ることにより、事業の収益力の向上に取り組んでまいりました。

アスクルエージェント事業においては、既存顧客の稼働促進や新規取引先の拡大などの営業活動を訪問主体からITを活用したWeb商談等に置き換えることにより、生産性の向上に努めてまいりました。企業の在宅勤務の増加などにより消耗品等のオフィス需要は一部で影響を受けたものの、緩やかな持ち直しの動きが見られました。

以上の結果、2020年度の売上高は213億51百万円(前期比15.1%減)となり、営業利益は3億30百万円(前期比39.3%減)となりました。

中期経営計画 定量目標について

セキュリティ関連をはじめとするITサービス事業とソロエルアリーナを中心としたアスクルエージェント事業の拡大により2023年度売上高280億円を目指します

当社グループは2021年度から2023年度までの3ヵ年の「中期経営計画」を策定いたしました。この度策定しました中期経営計画では、重点施策として「事業の拡大と生産性の向上」「新規事業の開発」「企業価値の向上」の3つを掲げ、2023年度売上高280億円、営業利益8億円を目指してまいります。

ITサービス事業では、専門性追求によるサービスレベルの向上を目指してまいります。具体的には、ITソリューション・オフィスプランニング・セキュリティに特化した専門部隊のサービスレベルを向上させていくとともに、テレワークアドバイザーの活用やニューノーマルに対応した製品の導入支援、Microsoft 365を中心としたSaaS製品の販売など企業の課題に対応したサービスの展開を図ってまいります。あわせてITサービス事業では、引き続きセキュリティ関連事業の拡大を目指してまいります。国内情報セキュリティ市場における今後の予測では、多くの企業でITに対するセキュリティ対策が求められており、市場規模は拡大傾向が見込まれています。当社グループでは、小規模企業向けのセキュリティシステムの販売強化を目指し、リステック社における新規販社の開拓や継続取引の強化に注力してまいります。また、ハイパー本体においてはソフトウェアをはじめとして中規模から大手企業向けのセキュリティ製品の販売やセキュリティ支援サービスの展開を行ってまいります。2023年度、子会社を含めセキュリティ関連での売上高20億円を目指してまいります。

アスクルエージェント事業では、「ソロエルアリーナ」の営業活動に注力し、中小規模から大手企業の新規開拓を強化してまいります。また、ITサービス事業との連携を進めることで営業活動の効率化を図り、2023年度売上高110億円を目指してまいります。

各事業別の重点施策に加え、企業をトータルサポートする分野への事業展開や顧客基盤を活かした幅広いサービスの展開を行うなど新しい事業領域への展開を検討し、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。

中期経営計画 重点施策について

ストックビジネスの拡大により安定的な収益の確保を図ってまいります

当社グループでは、クラウドサービスやアスクルサービスをはじめとするストックビジネスの拡大による収益の安定化を目指しております。現在、クラウドサービスを重視する企業の増加に伴い、国内クラウドサービス市場は高い成長を遂げております。当社グループでは、こうした流れに対応するサービスの展開として、セキュリティを含めたSaaSクラウド商品の拡充強化を重点施策としております。2017年6月に開設したSaaS製品契約・管理サイト「さーす丸」では、Microsoft 365を中心としたSaaS製品の販売を展開し、SaaSクラウドサービスの販売ルートの拡大に注力いたします。また、アスクルエージェント事業では、中小規模から大手企業向けの「ソロエルアリーナ」の拡大に注力しております。本社および全国4拠点において既存取引先の稼働促進や新規開拓の強化により、売上の拡大を図ってまいります。

2020年度において、ストックビジネスによる売上割合は約42%となっております。当社グループでは、2023年度に向けさらにストックビジネスを拡大していくことで、収益の安定化を目指してまいります。

ストックビジネスを拡大、収益の安定化を図ります
「ハイパーサービス&サポート」ホームページ

「ハイパーサービス&サポート」ホームページ

「さーす丸」ホームページ

「さーす丸」ホームページ

今後の課題や取り組みについて

中期経営計画を推し進め当社グループの成長に取り組んでまいります

国内景気は持ち直しの動きも見られますが、新型コロナウイルス感染症の再拡大により不透明感はぬぐえず、慎重な見方が続いております。当社グループが属するコンピュータ販売業界においては企業の設備投資の低迷が予想されています。一方で、ニューノーマルといわれる新しい生活様式や働き方改革の進展により、テレワークやリモート会議等のニーズは高く、セキュリティに対する関心が高まっており、今後企業のデジタル化は一層進展していくものと考えています。このような環境変化に対応していくため、当社グループでは中期経営計画の重点施策の着実な推進とともに、企業をトータルにサポートできるような事業展開を進めることにより、既存事業の基盤強化と事業拡大を図ってまいります。具体的には、エンドユーザービジネスの強化やセキュリティ関連事業への継続的な投資、新規事業の開発を行うなど様々な施策を進めてまいります。また、これらの施策を実現するための手段として、積極的にM&Aを活用してまいります。加えて、ストックビジネス拡大による収益性の向上に注力するほか、コーポレートガバナンス体制の強化や経営体制の強化を図り、さらなる成長を目指してまいります。

2021年度1株当たりの配当につきましては、中間配当4.5円、期末配当4.5円を計画しております。今後も業績の進捗、配当性向等を勘案し、安定的な利益還元に取り組んでまいります。

株主の皆様には、今後とも一層のご理解とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。