株主・投資家の
皆様へ
for shareholders and investors
株主の皆様には、日頃より格別のご愛顧とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社グループの当連結会計年度(2024年1月1日から2024年12月31日まで)の事業概況をご報告申し上げます。当社グループでは「人とITで日本の会社を元気に」というミッションを掲げ、お客様企業のコア業務への集中と効率化を支援するサービスを提供しております。
当期の業績
2024年度は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな景気回復が続いております。企業の設備投資は、製造業を中心にコロナ禍や物価高により先送りしてきた更新投資や人手不足の問題を解決するための省人化・省力化投資等を背景に、好調に推移しました。特にIT投資については、金融業や製造業を中心に幅広い業種で投資意欲が高い状態にあり、好調に推移しました。
そのような中、当社グループにおきましては、ソリューション営業の強化、顧客開拓と関係強化、ストックビジネスの強化、セキュリティサービスの開発、子会社との相乗効果の最大化などに注力してまいりました。また、業務プロセスの効率化を図り、収益力を向上させ、利益の確保に努めてまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高は12,409,590千円(前連結会計年度比8.9%増)、経常利益は239,630千円(前連結会計年度比89.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は218,420千円(前連結会計年度比176.7%増)となりました。
2025年度の事業環境と当社の取り組み
2025年度におきましては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されます。ただし、欧米における高い金利水準の継続や中国における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れが景気を下押しするリスクとなっています。また、物価上昇、アメリカの政策動向、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響など先行き不透明な状況が続いております。
一方で、コロナ禍のテレワーク需要で整備されたノートPCのリプレースの動きが顕在化している中、法人を中心に、2025年10月のWindows10のサポート終了に伴う買い替え需要が進み始めていることなど、国内PC需要の拡大には追い風となる材料と考えております。また、政府が打ち出している経済対策、国内投資を促進する各種政策の効果により、企業におけるIT投資の拡大など、PC需要を喚起させるものと期待されております。
当社グループでは、このような環境変化に対応していくため、市場のニーズを的確に把握し、新たな事業戦略および新規事業の確立に取り組むとともに、引き続きITサービスの機能別営業を推し進め、顧客接点維持を図り案件獲得を強化するとともに、新規取引先の拡大を目指します。ソリューション営業の強化、顧客開拓と関係強化、ストックビジネスの強化、セキュリティサービスの開発、子会社との相乗効果の最大化などに注力してまいります。また、さまざまな資源を有効に投資することで効率化を図り、収益力を向上させ、将来の利益の確保に努めてまいります。
株主・投資家の皆様へ