当社グループのミッションは「人とITで日本の会社を元気に」です。
日本が世界でもっとも経済発展を遂げた時期から一転。経済バブルの崩壊、少子高齢化による人口減少、リーマンショック、東日本大震災、そして新型コロナウィルスによる人の移動抑制や直接的なコミュニケーションの抑制等、様々な情勢変化が起こりました。日本にとっても、世界にとっても、企業は未だかつてないほどの困難な局面を迎えていると言っても過言ではないでしょう。
特に、新型コロナウィルスによる社会情勢の変化は、私たちの生活環境や経済活動そのものに大きな変革を突きつけ、人生のあり方さえ問われているほどの状況です。
ビジネス活動においては、ITを上手に活用している企業とそうではない企業に二分。前者では時間の効率化や空間、距離の効率化等を成し遂げ、21世紀の天然資源とも言われるデジタルデータを積極的に活用して更なる成長を続けている一方、ITを上手に活用できていない企業は成長そのものが停滞し、大きく差をつけられる状況となり、ますます企業間の格差へと繋がっていくことは明らかです。
IT企業である私たちは、当社自らが積極的にITを活用しながら成長を遂げるのはもちろんのこと、日本の中堅・中小企業のIT利活用を支援することも至上命題です。人とITで日本の会社を元気にしたい。私たちは、IT大活用時代の、頼れるベストパートナーとなることを目指します。
このようにITの積極的な活用は、企業成長や経済的発展には欠かせないものですが、その一方で、今までには起こり得なかった新しいリスクが表出してきました。情報セキュリティに関するリスクです。
情報の価値がますます高まるなかで、サイバー攻撃による情報流出や経済損失は、常に紙面をにぎわせています。また、お客様情報を取り扱う我々利用者側の不注意によって、情報漏えいなどを起こしてしまうと、一瞬にしてお客様を失うのみならず、社会的な信用を損なうような事態が起こる可能性も否めません。
当社が扱う顧客情報は多く、当社とお客様しか知り得ないような極めてセンシティブな情報も含まれます。
その、重要な情報を守るために「情報セキュリティ基本方針」を策定します。
これは、当社の情報資産を、故意や偶然という区別に関係なく、改ざん、破壊、漏洩等から保護されるような管理策をまとめた文書です。当社の情報資産を利用する者は、情報セキュリティの重要性を十分に認知し、この『情報セキュリティ基本方針』を遵守します。
<情報セキュリティ基本方針>
当社でお預かりする情報資産は、極めて重要なものです。情報事故に関するあらゆるリスクから情報を守らなくてはいけません。
そのため、自ら情報資産に対する機密性、完全性、可用性の向上に努め、社会的責任を果たし社会の信頼に応え、さらには社会の模範となるよう、ここに情報セキュリティ基本方針を定め、当社の情報セキュリティに対する取り組みの指針といたします。
1.目的
情報資産の機密性、完全性、可用性を確保するために、人的、組織的、技術的施策を基に、情報資産を安全かつ適正に管理、利用することを目的とします。
2.適用範囲
当社が保有する「すべての個人情報」、「業務を通じて取得したお取引先の秘密情報」、および「当社保有の機微な情報」を対象とし、情報および情報システムを取り扱うすべての役員ならびに従業員に対し適用します。
3.管理体制
情報セキュリティ管理体制を整備し、組織として全員参加の情報セキュリティ管理を実施します。
4.法令・契約の遵守
情報セキュリティに関する法令、公的指針、お取引先との契約上のセキュリティ要求事項を遵守します。
5.教育
情報および情報システムを取り扱うすべての役員ならびに従業員対し、継続的に情報セキュリティ教育を実施し、意識の向上および情報資産の適正な取扱いを徹底します。
6.継続的な改善
情報セキュリティ基本方針、関連する諸基準、管理体制等の評価、見直しを定期的に行い、情報セキュリティに関する継続的な改善に努めます。
2022年1月
株式会社ハイパー
代表取締役社長 望月 真貴子